【元高校野球監督が解説】高校野球の継続試合について

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2022年から高校野球で継続試合が導入されました。

ここでは、継続試合の概要や、メリット、デメリットなどについて解説します。

概要

・降雨などで試合継続が不可能になった場合、中断になった場面から別日に試合を再開

・2022年センバツ大会から導入

・甲子園大会では、選抜大会、選手権大会ともに適用される

・地方大会では各都道府県の判断に委ねられている
 (2023年は宮城県を除く48都道府県で採用)

高校野球では、7回終了をもって試合成立となります。

継続試合がない場合、7回終了以前に降雨などで試合中止となった場合には、再試合となっていたため、大きな変更となりました。

導入の背景

元々の過密日程のなか、雨天による試合中止や、降雨ノーゲーム、再試合が増え始め、選手の健康管理のためにも、継続試合導入を問う世間の声が高まっていました。

2021年選手権大会の、大阪桐蔭高校と東海大菅生高校の試合が8回降雨コールドで試合が成立、終了となったのを受け、一気に導入の方向に向かいました。

メリット・デメリット

継続試合のメリットとしては

・選手の負担軽減

・投手の投球過多の予防

特に投手は、1週間の500球の投球数制限にも関わってくるため、影響は大きくなります。

また、降雨再試合となることで、甲子園でも、前日の途中までの試合結果と勝敗の結果が逆になることもありました。

前試合の状況を引き継いでスタートすることで、勝負の決着に対する不公平感はなくなります。

デメリットとしては、前日までの試合の流れが断ち切られるので、仕切り直しが難しくなります。

また、応援団の調整も難しくなるでしょう。特に、色々手配をして臨まなければならない甲子園大会ではなおさら、調整が難しくなることが予想されます。

ちなみに

私が監督時代、夏の公式戦で雨が降っては止んでの繰り返しで、高野連の役員だけでなく、両チームの出場選手まで総動員でグラウンドの水抜きを何度も繰り返して、プレーボールから5時間以上かけて試合を行ったことがありました。

当時は継続試合の制度がなく、球場の確保も大変なのは百も承知ですが、ひどい暑さの中で両チームとも疲労困憊でした。


その試合も継続試合になっていたら、両チームともより良いコンディションで試合ができたものと今では思います。

日程の確保、調整の難しさはあるものの、現場では、試合中断時の状況からスタートというのは、フェアなものとして概ね受け入れられているように思います。

まとめ

・2022年から導入される

・甲子園大会では春夏ともに適用

・選手の負担軽減には貢献

・応援団の再調整などは課題

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